
こんにちは、「Flare Japan Community」運営のたこのりです。
FLRのデリゲート報酬は、3.5日ごと(1エポック)に発生します。
報酬自体はうれしいのですが、そのたびにClaim(受け取り)操作が必要で面倒なのが正直なところです。


そんな方にお伝えしておきたいのが、報酬を自動でClaimしてくれるオートクレーム(自動受取)機能です。

そこで、Flare公認コミュニティを運営する僕が、「Flare Oracle」でデリゲート報酬のオートクレームを設定するやり方を記事にしてみました!
※Flare公式のニュース記事でも、設定方法として名前が挙がっているツールです
🎉FlareNetwork公式アカウントから当ブログが紹介されました!
尚、この記事はデリゲート(FTSO)を設定している前提の記事となります。
デリゲートについては以下に詳しくまとめています。
「この記事の内容、ちょっと難しそうかも…」と思ったら、まずは僕がまとめたFlareNetworkの歩き方 | 完全ロードマップをご覧ください!
FLRの基本的な使い方からDeFiの仕組みまで、段階を追ってまとめています。
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投資にはリスクがあることをご理解の上、最終ご自身の判断でお願いします。
Table of Contents
オートクレーム(自動受取)とは?Flare Oracleの概要紹介

まずは仕組みからサクッと確認していきます!
オートクレームとは?Claim権限だけを任せる
FLRをデリゲートすると、3.5日ごと(1エポック)に報酬が発生します。
この報酬は、自分でウォレットを開いてClaimしないと受け取れません。
オートクレームは、この受け取り作業を代わりにやってもらう仕組みです。
設定でやることは1つで、自分のウォレットに「Executor(実行者)」を登録するだけです。
Executorは、報酬が発生したタイミングでClaimのトランザクションを代わりに投げてくれます。


Executorの権限はスマートコントラクトで管理されていて、報酬の送り先はあらかじめ指定したアドレスに固定されます。
そのため、Executor側が勝手に別のアドレスへ送金したり、資産を引き出したりはできない設計です。
ウォレットの秘密鍵やリカバリーフレーズを渡す操作は一切ありません。
Flare Oracleとは?FTSOデータプロバイダー兼バリデータ
「Flare Oracle」は、FlareNetworkでFTSOデータプロバイダーとバリデータを運営している事業者です。
価格情報をFlareに提供している側なので、デリゲートの委任先としても名前が挙がります。
そのFlare Oracleが提供しているdappが、今回オートクレームを設定する画面です。
dappではデリゲートやClaimの操作もでき、オートクレームはその機能のひとつという位置づけですね。
運営元はあくまで民間の事業者で、Flare財団の公式サービスではありません。
Flareのリリースでも紹介されている
「サードパーティのdappに権限を渡す」と聞くと身構えますよね。
この仕組みについては、Flare公式がニュース記事を出しています(2023年3月9日公開)。
その記事の中で、稼働中のExecutorとして「Bifrost Wallet」と「Flare Oracle」の2つが名指しで紹介されています。
設定方法についても「この2つのdappを使うのが一番簡単」と書かれていて、リンク先も今回使うFlare Oracleのdappそのものです。

運営元が公式ではない点は押さえたうえで、公式が認知して案内しているツールという位置づけになります。
対象はデリゲート報酬とステーキングのミラー報酬
オートクレームですべての報酬が自動になるわけではありません。
対象になるのは以下です。
- FTSOのデリゲート報酬(3.5日ごと)
- ステーキングのミラー報酬分(Cチェーン側にミラーされた分)
一方で、隔週のPチェーンで配布されるステーキング報酬とrFLR(リワードフレア)は対象外です。
(ステーキングもAUでは対応可能です※後述)

オートクレームの手数料を比較(Flare Oracle・Bifrost・AU)

オートクレームは無料ではなく、Executorごとに手数料が決まっています。
ここが一番の判断材料になるので、表で比較してみました!
| 項目 | Flare Oracle | Bifrost Wallet | AU app |
|---|---|---|---|
| 対象 | デリゲート | デリゲート | デリゲート ステーキング ※個別設定が必要 |
| 手数料 | 0.1 FLR/回 | 3.2 FLR/回 | 4 FLR/回 (無料条件あり) |
| 設定場所 | app.flareoracle.io | Bifrostアプリ内 | app.au.cc |
※手数料は各サービスの画面・サポート記事の記載です(26/8/31時点)。変更される可能性があるので、設定前にご自身でもご確認ください。

Flare Oracleは1回あたり0.1 FLR
「Flare Oracle」のdappには、「Auto Claim Fee 0.1 FLR / Per claim event」と表示されます。
ウォレットの確認画面では、内訳が「Setup Fee 0.10 FLR」と「Claim Fee 0.10 FLR / Claim」に分かれて出ます。
設定したときに0.1 FLR、以降はClaimが発生するごとに0.1 FLRですね。
この金額は、委任している数量などの条件に関係なく一律です。
AUのような「一定量以上なら無料」という条件はない代わりに、条件なしでBifrostより安く使えます。
Bifrost Walletは1回あたり3.2 FLR
ウォレットアプリの中で完結する手軽さがあるのが「Bifrost Wallet」のClaim Botです。
公式サポート記事には、有効化時とClaim1回ごとに3.2 FLRと記載されています。
Flare公式のニュース記事(2023年)では両者とも0.4 FLRと書かれていましたが、こちらは公開当時の数字です。
尚、おそらくですがBifrostでもミラー報酬はデリゲート報酬と同じ扱いでClaimされると思いますので、お伝えしておきます。
※僕が実際に確認できたのはFlare Oracle側だけなので、こちらは見込みです。

年間コストの目安を計算してみた
「1回いくら」だとピンと来ないので、年間に直してみます。
報酬は3.5日ごとなので、1年で約104回のClaimが発生する計算です。
| Executor | 1回 | 年間(104回)の目安 |
|---|---|---|
| Flare Oracle | 0.1 FLR | 約10 FLR |
| Bifrost Wallet | 3.2 FLR | 約333 FLR |
※毎エポックClaimされた場合の単純計算です。ガス代は含んでいません。
次に、この手数料を報酬でまかなえるラインを見てみます。
デリゲートのAPRは現在1%台後半なので、仮に1.75%で計算しました。
| デリゲート数量 | 年間報酬の目安 | Flare Oracleの手数料が占める割合 |
|---|---|---|
| 1,000 FLR | 約17 FLR | 約6割 |
| 5,000 FLR | 約87 FLR | 約12% |
| 10,000 FLR | 約175 FLR | 約6% |
| 50,000 FLR | 約875 FLR | 約1% |
| 100,000 FLR | 約1,750 FLR | 約0.6% |
APRは委任先や期間で変動するので、あくまで目安の数字です。
それでも、デリゲート数量が少ないほど手数料の比率が上がるという関係ははっきり出ますね。

FIP.16でデリゲートのAPRが下がったぶん、手数料の重さは以前より効いてきます。
報酬額と手数料を見比べて決めるところですね。
AUにデリゲート・ステーキングしている場合はAUアプリも選択肢
デリゲートとステーキングをどちらも自動請求したい場合は、「AUアプリ」という選択肢があります。
- 報酬が50 FLR貯まると自動でClaim
- 手数料は登録時+Claimごとに4 FLR
- AUへ250,000 FLR以上デリゲート、またはAUのバリデータへ100,000 FLR以上ステーキングで無料
一定数量を運用していると楽になるだけでなく手数料負担がなくなるのがわかりやすいメリットです。
ステーキング側のAuto-claimingのやり方は以下の記事にまとめています。
【図解】Flare Oracleでオートクレームを設定するやり方

※画面や仕様は更新されることがあります。情報共有が目的で、投資や利用を促すものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします(DYOR)。
ここからは実際の設定手順です。
操作はdAppでAuto-claimingトグルをオンにして承認するだけなので、3分もかかりません。
オートクレームの事前準備
設定を始める前に、以下の3点をチェックしてください。
セルフウォレットの準備
FlareNetworkのCチェーンに対応したウォレットが必要です。
FLRで使えるウォレットについて以下の記事で詳細まとめているので必要に応じてご覧ください。
僕がメインで使っているのは「Bifrost」です!
ガス代を含めたFLR
設定時の手数料0.1 FLRと、トランザクションフィー(ガス代)がかかります。
ウォレットにFLRを少し残しておく必要があります。
FLRは国内取引所で購入できます。
「bitbank(ビットバンク)」は板取引(取引所形式)で買える銘柄が多く、スプレッドを避けてコストを抑えられるのがポイント。
送金が早いので、ウォレットへの移動もスムーズです。
デリゲートの設定
オートクレームはデリゲート報酬を受け取る仕組みなので、先にデリゲートの設定が必要です。
Flare Oracleにウォレットを接続する
まずはFlare Oracleのdappにアクセスします。
URLは app.flareoracle.io/flare です。

1. 画面右上の「Connect Wallet」をタップします。
2. 使っているウォレットを選びます。
3. 「Connect to this site?」が出るので「CONNECT」をタップします。

ここはいつものウォレット接続と同じ流れです。
「Auto-claiming」設定のやり方
4. 画面を下へスクロールして、「DELEGATION REWARDS」のカードを表示します。
5. 「Auto-claiming」のトグルをタップします。

6. ウォレットに「ENABLE AUTOCLAIMING」の確認画面が出ます。
ここに表示される内容です。
- EXECUTORS: 0x1D772d3…71969b2C87(Flare Oracleのアドレス)
- Setup Fee: 0.10 FLR(設定時の手数料)
- Claim Fee: 0.10 FLR / Claim(Claim1回ごとの手数料)
7. 内容を確認して「CONFIRM」をタップします。
8. 「Transaction submitted!」が出たら「CLOSE」で閉じます。

Auto-claimingのトグルがオンになっていれば設定は完了です。
以降は、報酬が発生するたびにExecutorが自動でClaimしてくれます。

「Auto-claiming」設定解除のやり方
やめたくなったときも、操作する場所は同じです。
9. 「DELEGATION REWARDS」のカードで、Auto-claimingのトグルをタップしてオフにします。
10. 「DISABLE AUTOCLAIMING」の確認画面が出るので「CONFIRM」をタップします。
このときEXECUTORSの欄は「No executors」になり、Executorの登録が外れた状態になります。

トグルがオフになれば解除は完了で、以降の手数料も発生しません。

デリゲート報酬と手数料のバランスが利用の判断ポイント

いかがでしたでしょうか?
オートクレームの仕組みと、手数料の違いが整理できたかと思います!
✅オートクレームはExecutorに「Claim権限だけ」を渡す仕組み
✅対象はデリゲート報酬とステーキングのミラー報酬。rFLRは対象外
✅手数料はFlare Oracleが0.1 FLR/回と手軽な設定
✅設定はトグルをオンにするだけ。オフにすれば解除できる
3.5日ごとのClaimが面倒だと感じていた方には、選択肢のひとつになるかと思います。
デリゲート数量が少ないほど手数料の比率は上がる
一方で、判断のポイントは手数料と報酬のバランスです。
FIP.16でデリゲートのAPRは1%台後半になっているので、数量が少ないと手数料の占める比率が高くなります。
年間の報酬額と手数料を並べて、割に合うかで決めるかたちですね。

逆に、デリゲート数量が多い方ほど手数料の比率は下がっていきます。
ステーキング報酬も自動化したい場合
ステーキングも自動請求としたい場合は、AUのdAppを利用することで対応できます。
詳細は記事にまとめているので、気になる方はご覧ください。
FlareNetworkで何をすべき?に迷ったら「Flare完全ロードマップ」へ!
最後に、今回の記事以外にもFlareNetworkではDeFiをはじめとして運用の選択肢がどんどん広がっています!

「情報が多すぎて、どこから理解すればいいか分からない…」
という方のために、公認コミュニティ運営の僕がFlareNetworkの歩き方 | 完全ロードマップを作成しています!
✅️FlareNetworkの基本と特徴
✅️FlareNetworkを支える「基本運用」
✅️FlareNetworkで急速に広がる「DeFi運用」
✅️XRPを活用した「FAssets(XRPFi)」
これからFlareNetworkを触る方は、絶対にブックマーク推奨です!
まずはこちらをチェックして、FlareNetworkについて知るきっかけになればと思います。

当ブログは【ビットバンク株式会社】を始め、各プロモーションに参加しています。
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